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2016年12月7日水曜日

【フィジー】植物を育てるアリ

Bula

フィジーにはまだまだ生態が解明されていない生物がたくさんいるようです。
植物の種を植えて施肥をする、いわば「ミニチュア農場主」のようなアリが発見されたそうで研究論文が先日発表されました。
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アリは、アカネ科の植物6種類の種を採集し、木の割れ目を見つけて植え付け、「苗に肥料を与えるために内部で排便し、その成長を助ける」ために成長中の苗を定期的に訪れます。
苗は、木の内部に空洞の房を形成し、大きくなるとアリのコロニーの営巣空間となり、外敵からの保護を提供する、とのこと。
記事では「アリと植物は相互依存の関係にあり、どちらか一方が欠けるともう一方は生き延びることができない」と指摘しています。
また両者の相互依存関係が築かれたのは約300万年前にさかのぼるとのことで歴史上最も多産な農業を営む現生人類が登場するはるか以前のことだそうです。

フィジーでは以前から固有の生物が多く発見されていて、弊社のお客様の中でも昆虫を探しに行ったり、固有魚を見たいとの目的でフィジーを訪れる方も少なくありません。
まだまだ情報は少ないですがまた新しい発見や生態がわかった時にはお知らせしたいと思います。

フィジーラビットフィッシュ

Brachylophus bulabula、日本名はまだないようです。

Vinaka
さとう