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2014年2月12日水曜日

【ニューカレドニア】ラムサール条約にリストアップされた南部州の湿原地帯

Bonjour

ニューカレドニアからうれしい報告が届きました。
観光局のHPによりますとニューカレドニアの本島グランドテール島の南部に広がる44 000ヘクタールの湿地が、生態系の豊かな湿地帯の保護を推進するラムサール条約の保護リストに登録されたとのことです。
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ニューカレドニアの本島グランドテール島の南部に広がる44 000ヘクタールの湿地が、生態系の豊かな湿地帯の保護を推進するラムサール条約の保護リストに登録されました。対象となったのは、主に「レ・ラック・ドュ・グラン・スュッド LES LACS DU GRAND SUD」と呼ばれる湿地帯で、リビエールブルー州立公園、マドレーヌの滝、ヤテ湖なども含む広大な地域です。

マドレーヌの滝。手前中央は川の中から生える珍しい針葉樹のミズマキ。

マドレーヌの滝の周辺は、珍しい野生ランや、モウセンゴケ、ウツボカズラといった食虫植物、水の中から生える針葉樹のミズマキなどが生息しています。散策道と固有生物を紹介するパネルが園内に整備された植物保護地区に以前から指定されていて、鳥たちのさえずりを聞きながらハイキングを楽しむことができます。

マドレーヌの滝植物保護地区に生える地衣類

ニューカレドニア南部州政府は、その行政地域(グランドテール島南部)の35%近くという広大な地域を自然保護地域としています。そのなかで、ラムサール条約対象地域となった湿地帯は固有植物1000種、固有動物2000種あまりが確認されている生態系豊かな水辺の地域で、ニューカレドニア固有の淡水魚類の75%もこの地域に生息しているそうです。現地行政機関はこれから、様々な自然環境の保護施策を行って、この貴重な自然を維持するために努力していくことになります。

野生ランのエリアクシス・リジダ

日本の尾瀬湿原もラムサール条約に登録されていますが、今回登録されたニューカレドニアの「レ・ラック・ドュ・グラン・スュッド」は4万4千ヘクタール、尾瀬は8711ヘクタールだそうで、登録面積だけでみれば5倍ほどの広さがあります。

リビエールブルー州立公園と、奥に広がるヤテ湖
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きれいな海が注目されるニューカレドニアですが陸地も見どころがいっぱいです。
「リビエルブルー州立公園」にはヌメアから日帰りツアーも行われています。
ヌメア滞在の際にはぜひご参加ください。
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