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2017年11月30日木曜日

【フィジー】COP23

Bula
フィジーが初めてホスト国を担った、国連気候変動会議COP23が、2017年11月6日から17日の日程で開催されました。

国連気候変動会議は、気候変動への国際的な取り組みとして温室効果ガスの排出量の制限など、各国の取り組みや国際的な条約の取り決めなどを話し合う場として設けられています。
今回はフィジーがホスト国でしたがフィジーには大きな国際会議場はないため開催場所はドイツ・ボンとなりました。

今回の会議での成果の1つが、「タラノア対話(促進的対話)」の成立でした。
2020年にスタートすることになっているパリ協定では前進性の原則に基づき5年サイクルで世界全体の進捗状況の確認作業が実施されるますが、多くの国やNGOの主張によりそれに先駆けて2018年から世界全体の進捗確認の機会が促進的対話として設けられることになりました。
議長国フィジーは、フィジーの言葉で、誰も拒まず、オープンで建設的な対話を意味するタラノアという言葉を冠して、タラノア対話と呼び、この協議を主導しました。

2018年に「タラノア対話」を開催することを決定し、現状での温室効果ガス排出量の確認、2020年以降の各国・各地域での排出削減目標の検証、削減方法の検討などを協議し情報共有を目指すことになりその取り組みが注目されます。

Vinaka Vakalevu
さとう